薬剤師の使命
誰でも風邪をひいたり、お腹が痛くなったり、頭が痛くなったりします。その調子の悪くなった体を治し
てくれるのは薬しかありません。薬というのは所謂「生命に関わる商品」なのです。この薬を扱う専門のプロが薬剤師なわけですから、高度な教育が必要ですし、それなりの経験が必要になってきます。
現行の薬剤師法からすれば一度薬剤師の国家試験に合格すれば一生薬剤師としての資格が与えられるわけですが、これに甘んずることなく「医療の質の向上の追及」「後進の育成」「問題の提起と研究」など常に自己研鑽していくことで、ご自身の薬剤師としての良いキャリアを積み重ねていくことができます。
薬剤師に限ったことではないですが、就職・転職の相談の際に『病院での夜勤は嫌だ』、『土日は休みたい』、『夕方は早めに仕事を終りたい』といったような要望が数多くあります。もちろんそういったライフスタイルを望む気持ちはわかりますが、まずその前に困っている患者様の立場、医療人としての誇りを持っていただきたいというベテラン薬剤師(経営者側)の意見もあります。
薬剤師は薬のプロとして、また医療従事者として倫理観を大切にし高い志をも持って業務することが医療の質の向上につながるのではないでしょうか。
先輩薬剤師から一言
先輩薬剤師から一言51歳 男性 調剤薬局勤務歴 7年
私が製薬会社を辞めて今努めている調剤薬局で勤務しだしたのが7年前です。大学を卒業すると運よく製薬会社に入社することができて、ずっと研究職を続けてきました。比較的人と明るく話をするということが得意ではなかったので、天職だとも思っていましたが、薬剤師の妻と結婚してしばらくすると段々と考えも変わってきました。今までは研究に打ち込んでいる毎日でしたが、「薬剤師として何が出来るか?」「薬剤師として何をすべきか?」「自分がやりたいことは何か?」など色々考えるようになりました。製薬企業にいれば間接的に患者さんの為になるという思いはあったのですが、もっと身近にそれを感じたい、違う自分が見つかるかもしれないというチャレンジもしてみたくなったのです。
7年前に初めて薬局で勤務しだした時には右も左もわからず、製薬企業でやってきたこともほとんど役には立たず、不安だらけでした。でも毎日患者さんはやってきます。患者さんですから体の何処かが悪いわけです。その方たちと毎日接しながら思いました。「この人は私達に助けを求めている」「なんとかしてあげたい」「どうしたら満足してもらえるのか?」そして私なら薬でこの人の体を良くしてあげることができるのだからその為に一生懸命頑張ろうと思ったんです。
毎日薬局にいれば「体調が良くなりました!」「元気になりました」と声をかけてくれる方も沢山いらっしゃいます。そういった声を聞くともっと頑張らなければという勇気が湧いてきます。新しい薬が出たり、ジェネリックの勉強をしたり大変なことも多いですがそれもこれも患者さんの為と今思えるようになりました。後輩にはよく言います。『体の弱った患者さんを助けてあげるために最善の努力をしよう。それが薬剤師の役目なんじゃないか』と。
同世代の方に比べれば比較的良い収入ですし、景気不景気にもあまり関係なく安定した生活が送れます。そして人を助けるという最大の満足感も得られますので是非頑張って薬剤師の資格を取得してください。